ケルザ・パペットの仲間たち

カスパール・・・・・ドイツの人形劇「カスパール劇場」では、幕が開くか開かないうちに、決まってTri Tra Trullalaと歌いながら舞台に一番乗りする。とたんに子ども達は大喜びだ。カスパールは楽しいこと、ゆかいなことが大好き。いつものんきで愉快。そして負けず嫌いのヒーロー。だから子供達はどんな危険に面しても「カスパールみたいに」と勇気をもって立ち向かう。

ゼッペル・・・・・カスパーの親友。おいしいものには目がない。ちょっと気が弱いところがある。いたずら好きでわんぱくなカスパーにいつもハラハラさせられている。お人好しで単純で鈍感だって言われるけれど、人一倍優しくて、力持ち。

グレーテル・・・・・ドイツの人形劇の代名詞「カスパール劇場」でおなじみ３人組のひとり、グレーテル。とっても聡明な女の子。冒険大好きなカスパーとゼッペルを時にたしなめたり、一緒に知恵を働かせたりして、みんなの役に立っている。

おばあちゃん・・・・・聡明で、経験豊富で、立ち居振る舞いが上品で、威厳があるおばあちゃん。カスパール劇では、いつも憩いの場所的存在。悪を戒め、善人の味方ではあるけど、カスパーたちの馬鹿ないたずらを許す心の広いおばあちゃん。カスパーとゼッペルは、おばちゃんのつくるローストソーセージが大好物。

大どろぼう・・・・・日本でも人気のロングセラー『大どろぼうホッツエンプロッツシリーズ』で大活躍。
おまわりさんやカスパー、ゼッペルを困らせたり、おばあさんのコーヒーミルを盗んだり、悪いことばっかりしている大どろぼう。ただ、大泥棒と言われる割には、おちょこちょいで失敗が多い。

おまわりさん・・・・・正義の味方。法を犯す悪者を許さない。威厳があるけど、子どもたちには優しくてまちの人たちに好かれているよ。カスパーたちとも仲良しで、いつもアドバイスを求められては、教えてあげたり、時にはいたずらを大目に見たりするんだって。でも、人差し指での警告は忘れない。

王様・・・・・カスパール劇場に出てくる王様は、国民のみんなから尊敬されている。王様の力が必要なら、いつでも助けてあげたいと思う優しさをもっているよ。

魔法使い・・・・・権力があって賢い。彼の魔力は良くも悪くも使うことができる。突然出没するところが、本当に変でおかしい。カスパールにはちょっと弱いのか、馬鹿にされると、一生懸命言い張らわずにはいられない 。「俺様が誰だってわかってるのか！」

魔女・・・・・ワニを操ってカスパーたちと戦う魔女。
白雪姫に毒リンゴを手渡す魔女。ふんいきたっぷりの魔法使いのおばあさんは、グリム童話やプロイスラー文学など、いろんなメルヘンに出番が多く大活躍。１体あると重宝♪

ワニ・・・・・『大泥棒ホッツェンプロッツシリーズ』でも欠かせないワニ。舞台に現れると、子ども達は大はしゃぎでカスパーを助けようと声援を送る。魔女と共謀してみんなを脅かしこわがらせるので要注意だ。おっちょこちょいなところがあり、食べ物でもないものを食べてお腹をこわすこともある。カスパー劇での存在感は主役に匹敵。